2009年10月14日水曜日

リリー会 ブルゴーニュ(コート・ド・ニュイ)満喫

ワインのおいしい10月の会はニュイ満喫。2006フィサン(メオ・カミュゼ)、2007ジュヴェリ・シャンベルタン(デュガピ)、2006クロ・ド・ヴージョ(アラン・ユドロ・ノエラ)、2006ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン(デュジャック)、2006 ニュイ・サン・ジョルジュ オー・ブド(メオ・カミュゼ)のラインナップ。

クロ・ド・ヴージョは香りのアタックは控え目ながら、口に含むとブラックチェリー、ラズベリー、ハーブ、湿ったワラのような香りが美しい酸と細かいタンニンと混じりあって、まさに今が飲みごろ。フィニッシュは中程度のミディアムボディ。デュジャックのヴォーヌ・ロマネ ボーモンは煙のような香りと甘めに感じるほどの熟したチェリーのフルーツ感が力強い酸としなやかなタンニンと混じりあい、長く印象的なフィニッシュが続いた。しかし、まだまだ個々のコンポーネントが区別できるようで熟成による統一感の楽しみに大きな期待がかかる。メオカミュゼのニュイサンジョルジュ オーブドは豊かなフルーツ感が印象的で多重的に重なるベリーの香りと土壌の力強さが感じられる中重のワイン、デュガピのジュヴレ・シャンベルタンは筋骨しっかりの男性的なワインで、土やハーブの香りが印象的。フィサンはその他のワインに比べると酸味が主体ながらフルーツの細くしなやかな香りや味わいは作り手の力を感じさせる。今夜の人気を集めたのはクロ・ド・ヴージョとデュジャックのボーヌロマネ ボーモン。

おつまみのエポワッスや各種天然酵母のパン、牛のたたきのロースト香が絶妙の味わいはワインを更に引き立てクラス全体で皆がハッピイな夜となりました。

2009年9月9日水曜日

French Laundry などでの横綱マッチ

王様会のソノマ編は豪勢なラインナップで、ソノマのEl Dorado Kitchen, ナパのFrench LaundryとAuberge du Soleilと3日連続の5人の饗宴。到着日は戸外でムール貝やショートリブのディナー。ワインは2000 Pavie と 2004 BOND Vecina. サンテミリオングランクリュとハーランの山シリーズ、ボンドとの比較。パヴィは滑らかでありながら芯のしっかりしたボルドー右岸の魅力を土っぽさや皮、ドライスパイスなどをエレガントに表現。一方のボンドは力強くもフルーツ感がしっかりした奥深さを感じさせる深紅のワイン。

2日目のフレンチランドリーではエグリ・ウーリエのシャンパンから始まり、DRCラターシュ、コルギン、マヤとフランスとカリフォルニアのエレガントなトップワイン達の登場。ラターシュはしなやかで、フィニッシュの美しさと長さ、多重的な香りや味わいは文句ない。ラターシュのグラスから立ち上がり続ける奥深い香りは至福。

コルギンはそのバランスの良さとフルーツの美しさ、重層的でありながら変な重さのない完成されたワイン。マヤは昔のマヤとラベルが変わっていたが、こちらもバランスの良さで引けをとらない。全体的な凝縮感や多重性でカリフォルニアではコルギンにやや軍配。そうお料理は日本の高級懐石のようで6時半予約でレストランを出たのは11時半でした。お皿の数の割りには満腹すぎることはなかった。お料理編はまた別途。

3日目のオーベルジュではボランジェのシャンパンから、キスラー・ハイドヴィニヤード、ドミナス、ハーランとこれまた最高級ワインの競演。ドミナスとハーランはデカンタージュして、なおその湧き上がるような力強いしなやかさは果実のもつ力のすごさを感じる。2005ハーランは1997年など以前飲んだものが、歯茎がしびれるような感じだったのとくらべて良くこなれて滑らかでありながらもスパイスや黒いベリー系の香りやリコリスなどが凝縮しておいしかった。(東京ではデカンタが軽かったのかもしれない)。ドミナスも相変わらず静かな力持ち。

どれも甲乙つけがたい突出した個性とあふれ出る才能をもったワイン達でした。

2009年7月20日月曜日

花火ワイン

調布の花火を背景にしたワインは七変化のワインを少人数の割に飲みすぎました・・・家でするとセラーが近いのでついついワインを持ちだして良くないのです。1万2千発もあっという間に感じられるほど良く飲み食べました。皆様を送った後の記憶の次は残骸が山積みの朝でした。

ラインナップはドンペリ2000、ルイロデレールNV、 ルイロデレール クリスタル2002、エイルダルジャン1999、クイテッサ1997、ルエリング・カベルネソービニヨン2003、レイメイ2005、ウィリアムショーシャルドネ2005。

出目は、泡の清涼感とトーストや蜂蜜の香りと味わいをもち、複雑でエレガントでありながら厚みのあるボディにあふれたロデレールのクリスタルがイチジクとプロシュートやマリネなどにぴったり。針の目のような泡がグラスに絶えることなく上って目にも美しい。この日のためのサーロインステーキには1997のクインテッサが合わせました。美しいカベルネの香りがグラスから立ち上がり、熟成が最高期でまさに飲みごろ。豊かで複雑なフルーツ感と絹のように滑らかになったタンニン、上品な酸と交わってブルーベリーやカシス、スパイスが一体となった素晴らしく長くて心地よいフィニッシュでカリフォルニアの真価を発揮してうれしい驚愕でした。面白かったのはムートンの白ワインであるエイルダルジャン。ソービニヨンのハーブ的なニュアンスではなくセミヨンのとブレンドによる新たな骨格が面白く、一般的なボルドー白に見られる桃っぽい味わいや香りとは異質の、前回のオーブリオン白のような蜂蜜の香りとはまた異なった、硬質的な香りと心地よい苦味を伴ったしっかりした味わいでボルドー白の幅広さを体験しました。

2009年7月16日木曜日

リリー会 アルザスで夕涼み

夏の始まりにはふさわしい冷やした白ワイン、アルザスを中心としたワインを楽しみました。仕事帰りの皆さんの喉を最初にうるおしたのはボランジェのシャンパーニュ。ボリューム感を感じされる複雑な香りには酵母やりんご、トースト香、そして微かな蜂蜜の香りも混じって、目にする細かい泡は清涼感と複雑な味わいの双方を満足させました。

リースリングはアルザス(トリンバック)とドイツ(クロスターエーバーバッハ)の違いを比較した。香りはリースリング特有のバラのようなほのかに甘い花の香りがたちあがるが、口に含むとアルザスはきりっと辛口、ドイツのスタインベルガーは最初ちょっと重すぎるとすら感じる花の香りが、時間とともに味わいと同化し、オイリーさのニュアンスを持つミネラル感と、力強い酸を伴ってアルザスに比べて甘口に感じられたカビネットに絶妙なバランスを保ったままフィニッシュでリースリングの魅力を発揮。

本日のハイライトに躍り出たのは、ドメーヌ・ヴァインヴァックのゲヴェルツトラミネール、キュヴェ・テオだ。教科書のような上品なライチや梨の香りに舌に十分な味わいのボリュームと上品な酸が加わり、これだけで単体でも十分味わいを楽しめる逸品であった。トリンバックのピノグリはほのかなフルーツ香、フレッシュハーブにグレープフルーツの皮のような苦味をもつ中厚のワインだが、イタリアのピノグリッジョのようなしっかりした酸に欠けてやや中途半端な印象。ラロッシュのシャブリ・プリミエクリュ、ヴァイヨンはりんご、白桃やミネラルにかすかな樽香をもつミディアムボディで滑らかな舌触りがあり、今回のように個性的なワインの最後には慣れたシャルドネは落ち着くといったところでした。

2009年6月25日木曜日

王様誕生会

いやあ、、、すごかったです!!
我々の王様の誕生会にふさわしいラインナップを完飲しました。(2次会でもシャンペンをがっちりいただきましたので帰りのタクシーでは当然<爆>おねんねでした)

クリュッグ1981. サロン1996、ビルカールサルモン1990、オーブリオンブラン1996、ヤッターナ1999、コルギン1997、 エイブリュー1995、ラフィット1982、ラテュール1982、 ペトリュス1964とまさにワインの王様の勢ぞろい。

私の好みでゆけば、サロンのエレガンスさ、クリュグの力強さや厚みは常にシャンパンの王道。蜂蜜や花の香りと厚い味わいで大満足。 白ではオーブリオンブランはソービニヨンブランとセミヨンのバランスが絶妙でわずかな蜜味とさわやかさ、ボリュームが素晴らしく食事にぴったり、ヤッターナは果実の美しさでグランジのブドウ品質の良さがワインに表現されている(数年前に最初に飲んだときはブルゴーニュと思った)

赤ではヴィンテジが5星の1982のラフィットはエレガンスさ、バランス、熟成した果実とタンニンがすばらしくいわゆる『フィネス』とはこれぞという逸品。一方のラテュールの香りはいつもどおりの官能的な香りの割には味わいの複雑さでラフィットに軍配。

カリフォルニアでは1997コルギンはパーカーが100点(実際には99点)をつけた完璧といわれたヴィンテジですがコルクはまだまだワインが浸みておらず今後の熟成も十分期待できるものの、いまでもカシスやブルーベリー、ブラックベリーなどの果実にコーヒーやスパイスなどのバランスの良さやエレガンスさでは秀逸でした。私が希望したエイブリューはまだまだ香りは閉じていたものの口のなかで粘着性を感じるほどのブドウの力強さがあり魅力的なパワーを秘めていました。ハーランのような力強いタンニンではなく、畑をマスターしたエイビュリューならではのエレガントマッスル系でかなりのお気に入り。

ペトリュスは言うまでもなく、しなやかでありながら30年をすぎてもその美しさとタンニンのこまやかさ、動物的でありながら厭味のない香りが熟成されたフルーツやしめった下草のような複雑な香りとあいまって口に滑らかで超美味でした。

ああ、、贅沢なワイン鑑賞でございました。