2010年6月27日日曜日

王様誕生会

今年も元気で誕生会を祝うことができました。まずはドンペリの2000と1771の飲み比べという新たな経験。2000は蜂蜜香と酸が混じったボディがNVとの違い。古酒の域に入った1771は目立った泡は消えていたが口に含むとワインが新鮮に感じるほどの泡感。炭酸がみごとにワインに溶け込んでいた。

ラモネの2003バタール・モンラッシュ。グラスからの香りは硬質で抑えたものがあるが口に含むと力強い。グレープフルーツの皮のような心地よい苦みにミネラル感、上品な杉の香りとしっかりした酸。香りより味わいの力強さに圧倒される。1996オーブリオンの白はセミヨンの熟成を示す輝く黄金色のニュアンス。ソービニヨンブランとのブレンドでドライな味わい。隣のラモネにやや分があって気の毒だったが、ボルドー白の熟成は楽しい経験。

2001年の5大シャトーのブラインド。私はこのブラインドが大好きで、できれば一晩ずっとブラインドでも楽しめるゲーム。中に一本1999が混じり、これは色合いからすぐ当てることができた。これはオーブリオン。次の2本は私はムートンとラフィットと絞り、ここまでは正解だったが、これらを入れ違えた。いつもムートンには騙されるので用心しすぎだったかもしれない。このムートンはいつもの動物的というより、抑え気味のバランスが絶妙でラフィットだと思った。振り返ってみれば、ラフィットは酸味とタンニンが特にバランス良く、、これだと思った。 とてもとても豪華で楽しいゲームでした。

最後にオーストラリアのヘンチキのHill of Grace. これはいつか飲みたいと切望していたのでお願いかなって大満足。シラーズというより最初の印象は凝縮感のあるカベルネだが、時間がたつとタンニンの長さと余韻にミント系の香りが長くつづき、やはり超上質シラーズを感じた。 また、来年もこんな素晴らしいワインのラインナップで祝いたいものです・・