2010年4月22日木曜日

リリー会1周年記念

調布のしみんカレッジの延長サークルとして継続してきたりりー会(1)も、今年の4月で1年を迎えました。今回はお当番さんの振舞で調布の一番古いフレンチレストラン スリジェからのケータリングでした。ワインのおつまみも教室の中という制限にもかかわらず「記念日らしい」楽しいサプライズでした。
シェフもワインに合せて魚介や鯛のマリネ、ホワイトアスパラガス、鴨、ローストビーフに加えていつもパンを手作りで持ってきてくれる仲間のアボカドやコーンパンですっかり出来上がりました。
ワインテーマは偶然にもカリフォルニアワインで私の専門分野でもありドメーヌカーネロスのロゼスパークリングワイン、2006オレゴンシャルドネ、2007ドライクリークのヘリテジジンファンデル、2006キュベソンのピノノアール、2005ケンウッド ジャックロンドンカベルネソービニヨンとワインもコースにあうもので、ヴィンテジの違いやワインの違いを楽しみました。ジンファンデルを初めての方もいるので重くないタイプを選び面白い会となりました。

寒い春


この日も真冬かと思うような寒さと雨で、桜の散った4月後半にコート・手袋で出かけました。まずはアランチエノの1999 La Vigne aux Gamins アカシア蜂蜜の甘やかさとハーブの香りのミディアムボディが繊細な泡に含まれつつ、貫く酸と熟成を感じたシャンパン。2001 オーブリオンはデカンタされて供されたが、個人的には空気を吸い込みすぎてもったいなかった。これは時間をかけて自分のグラスのなかで変化を楽しみたかった。2005HdVは近年のブルゴーニュ・カリフォルニア有名どころ(カレラクローンを使ったHyde VineyardのブドウとDRCのアルベール・ヴィレーヌ)の合作で評判のあるシャルドネ。最初の香りはブルゴーニュチックだったが口に含むと、まぎれなく高級白カリフォルニア。力強さと桃や梨の香りや、高級なフレンチオークのニュアンスやボディは、こちらのほうがデカンタしたほうがおもしろかっただろう。私は良くソノマやナパの店で見かけるが日本の値段の高さに驚愕。 2006ヴォーヌロマネ クロ・デ・ラ・フォンテイヌは果実味、酸、タンニンがしっかりと若き良きブルゴーニュのおいしさを感じた。最後は再びシャンパンを追加することになったが、このころには意識微弱のためテイスティングコメントを記憶せずただおいしくいただきました。寒さのせいです・・・

2010年4月5日月曜日

お花見

恒例のお花見会(1回目)を開きました。このところの花冷えで都心は満開でも、マイ桜は8分咲き。それでもワインの背景としては変わらず背景となってくれました。1998ビルカールサーモンで乾杯、ひきつづき2002ルイ・ロデレール クリスタルでシャンパンを堪能し、つづいては2003シャルムシャンベルタン(アンリ・ペローミノ)、1995スプリングマウンテン カベルネソービニヨン、2007スノーデンと移りました。お料理はイタリア料理と和食を合せました。 クリスタルは厚みある嫌味ない粘度とナッツ系の味わいでいつも裏切らない美味、シャルムシャンベルタンは果実味のしっかりしつつもしっかりとした重厚感あるタンニンで深いアンリジャイエ スタイルを賞味、15年を経たナパのスプリングマウンテンのカベルネは以後の山の畑が注目されるさきがけとなったワイン。落ち着いた果実味と熟したタンニンが細かくワインにしっかりと溶け込み、ナパワインの良さと実力を証明した。

これとの比較として最新のスノーデンをデカンタージュして味わった。やはり少し早すぎて申し訳ない感じだが、深い果実、タンニン、酸などがしっかりバランス良く熟成の期待を裏切らないだろうと予測した。ちなみにこれはパーカーポイント97点をとったものでビン熟を3-4年させた後で30年の熟成可能とコメントされたものだ。まあ、待ちきれないということ半々、期待値をもったものをリリース時に味わってみたいという探検心は十分にこたえてくれた。