2011年5月23日月曜日

イタリア

2004ブルーノ・ジャコーザのバルバレスコと1981のティニャネッロ、1994のル・モンラッシュという個性的なラインナップ。

まず、熟成のル・モンラッシュは熟成を感じさせるややシェリーチックな香りにピーチ。厚みのある味わいと酸味は相変わらずで威厳を保つ。 30年をすごしたティニャネロは丸くサンジョベーゼらしい酸とブラックベリーのコンフィのような味わいが混じりこなれて飲みやすい。それらに比べてまだまだ新しい2004のジャコーザのバルバレスコはネッビオロ特有のやや薄めの色合いながら力強い輝き、クランベリーやチェリーの香りがしっかり。味わいは、この色合いのどこに隠れていたかと思うほどのタンニンと酸味で口を刺激する。長熟タイプのワインである証明だ。