2014年2月14日金曜日

ボルドー


1966 レオヴィルバルトン、1966ネナン、1973ラテュールという40年を超えたボルドーを味わいました、ネナンは枯葉をまとったやさしい熟成をしたデリケートなワインとなり、レオヴィルバルトンやラテュールは現在の果実味のしっかりした感じとは全く異なり、特にラテュールはわき上がる妖婉さはすっかりなくなり峠を超していた。一方のブルゴーニュでは1998シャンベルタン(ルイ・レミ)、2000グリオット・シャンベルタン(ドシェゾー)2010エシュゾー(モワラール)などは、全体的に新しいヴィンテジでもあり、まとわりつくような果実味や皮の感じ、長く続く酸やなめらかなタンニンなどすばらしいブルゴーニュらしさを全開していた。
白ワインについていえば、2009コルトンシャルルマーニュ(マッソン・デュボア)が洋梨やカリンの香りがまろやかに広がり暖かみのある酸やしっかりしたミネラル感で飲みこたえ十分。1997のニコラ・ジョリのクールドセランは2本のうちの一本がブショネ、もう一本は酸化が進んでシェリー香が多く、ビオワインの品質の安定が難しい。2004ドンペリニョンは2003に比べると爽やかさとミネラル感主体で2003のふくよかな果実味とミネラル感で好みが分かれるところだ。ほかには、2002デュ・テトル、2008モレサンドニ(フランソワ・フィエ)、2010シャンポール・ミュジニー(ジャンテ・パンシェ)、1995モンドット、1996クロデラロッシュ(ルイレミー)など美酒を味わうことができました。