2008年12月31日水曜日

2008 打ち上げ


2008のフィナーレは1998アンリ・ジローのシャンパンと白ワインの王様ル・モンラッシュ1988、そしてスクリーミングイーグルを作っていたころのハイディバレット作の1999マーチネリ three coltsを楽しむことができました。それぞれが10年、そして20年を迎えた実力者ぞろいで真価が間違いなく発揮されていました。

アンリジローはそのふくよかな厚みと細かい泡、上品な酸、そして蜂蜜やアプリコットのニュアンスを加えていました。ル・モンラッシュは20年の時を上品にすごして各種ドライフルーツやハーブそして上品な樽が交じり合あった複雑さで言葉が不要の世界でした。マーチネリはタンニンが細かく溶け込んで豊かでありながら熟成とともに落ち着いたフルーツ味とあいまってカリフォルニアのピノが遂げることができる素晴らしい熟成をあらわしておいしく頂けました。 

今年も多くのワインに恵まれた素晴らしい年でした。

2008年12月24日水曜日

カリフォルニア 1級、2級比較


10年を経過したOpus OneとOverture、フラワーズのピノ・ノアールCamp Meeting RidgeとAndreen Galeの比較を飲み比べました。 オーヴァチュアについては、確かに味わいの系統はオーパスワンと同じものですが、香りの深さ、そして味わいの複雑さで明確に違いが現れました。正直言っ て、酔っ払ってくるとオーバチャアでもオーパスの余韻は感じられるのですがグラスを並べて同時に比較すると、その違いはベルベットとポリエステルぐらいに 歴然でした。オーパスの方は熟成香も加わり霧の森に迷い込んだような幻惑的なものでした。フラワーズにしても同様で、キャンプの方が香り高く、なおかつ細 かいタンニンと繊細さが違いがはっきりと現れていました。 大人のクリスマスはワインを囲んで更に楽しい時間となりました。