2010年11月18日木曜日

リリー会 

リリー会もあっというまに2年を過ぎようとしています。毎月1回の会も回数を重ねるとワイン経験も仲間の親交も深まり素晴らしい会になってきています。今回は2期生と合同でワインの季節ということでブルゴーニュ会をしました。講習会、去年のリリー会、そして今月と、振り返れば多くのブルゴーニュ地区をカバーしてきました。今月はムルソー レ・クルー(パトリック・ジャヴィリエ)からシャンポール・ミュジニー(ユベール・リニエ)、コルトンベルトラン・アンブロワーズ)、ヴォーヌロマネ レ・ルージュ(ジャン・グリヴォ)、エシュゾー(ミニュレ・ジブール)などを飲み比べました。
ヴィンテジはほとんどが2006年の新しいものでしたので、それでもフレンチワインらしいスマートで力強く、カランツ、枯れ草、動物香の特徴がそれぞれに発揮されて興味ぶかいものでした。ただ、値段が高いのでコストパフォーマンスを考えると、ものによっては疑問を感じるものがあったのも事実でした。超一流のものでないブルゴーニュの微妙な位置づけでしょうか。それでも、新世界にはない爆発的ではない幅広い複雑な香りや味わいの広がりはブルゴーニュたる地位を十分発揮していました。
教室で一番人気があったのはコルトンとエシュゾーでした。ジャンブリヴォのヴォーヌロマネはブショネで非常にがっかりしました。2期生の1年未満の方々もなにも発表するまえから、カビの臭いと言われる方が数人いて、ブショネの経験を分析する機会が少ない人たちにすらその直観的嗅覚の素晴らしさを発見で、文字で勉強するよりの確かさに拍手でした。