2010年12月15日水曜日

クリスマス 五大シャトー ブラインド

お久しぶりの5大シャトー飲み比べの饗宴でした。すべて1994年ヴィンテジを平行にブラインドするというワクワクするお遊びでした。残念ながら私はラフィットと(特別参加のシュヴァルブラン)だけを当てることができましたが、頭の中は迷路でした。ヴィンテジが同じということは気候条件が同じわけで、シャトーのスタイルだけが頼りということですが、、もちろん、飲みなれているわけでなし、おぼろげな記憶を辿ってさまよった感じです。

もっとも、90年代に入ってからボルドーの作りもこれらの代表格でも多少スタイルが変わってきているので、80年代やそれ以前のワインの記憶と必ずしも一致しないということもありました。ラテュールなどは、このヴィンテジでは、過去の官能的でくらくらするような香りは抑えめに感じました。マルゴーは外したものの、滑らか、しなやかとコメントを書いています。もっとも、それをムートンにしてしまった。ムートンはいつもびっくりさせられる意外性の連続で動物臭をキーにしていたのに、不連続性にかけてしまったのが敗因。ラフィットは固く内向的で表面が穏やかで惑わされました。時間がたつと、やはり高貴な感じが出てきて記憶がつながった感じ。

楽しい仲間とワインがアートになる楽しい時間でした。