2015年7月4日土曜日

マグナムのおいしさ

2005ドンペリは複雑で硬質なそれらしさと、このヴィンテジの統一感のあるエレガンスがあって美味。コント・ド・シャンパーニュはブランドブランのやさしい優雅さがコントラスト。
タルボの白はボルドー白にしてはキリリの印象。コルトンシャルルマーニュは樽の細やかな甘さがシャルドネを抱えていて、さすが。ムルソーはコルトンシャルルマーニュに比べると樽がしっかりと主張していてムルソーらしい。イエルマンのピノグリージョはほのかな苦味と酸味が秀逸。


2011 ティニャネロ、2010 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ガヤ、2010 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ  アンティノリはそれぞれがマグナムボトルで、同じものがマグナムに入っているだけで、こんなに深みが違うんだと驚嘆するほど。熟成がゆるやかであることと、量の多さがワインそのものの良さを十分に伝える。ガヤとアンティノリといったイタリアを代表する作り手であることはいうまでもないが、ブルネッロはキャンティと明らかに一線を画すサンジョベーゼ・グロッソの力強さ、複雑さ、フルーツの複雑な深さが感じられた。

2015年2月18日水曜日

イタリア

2010 レ・ベルゴーレ・トルテ(モンテヴェルティーネ)、2008 ルーチェ、2010 ティニャネッロ、2003 ドミナス(ナパヴァレー)、2007 クロ・サン・ドニ(ニコラポテル)がメインのワインでした。

高級イタリアらしいのはティニャネッロ、やさしい味わいで疲れないのはレ・ペルゴーレ・トルテ。どちらもサンジョベーゼのもつ赤いベリーや果実、ハーブが土ミネラル感を伴って素晴らしい。

ドミナスはナパヴァレーのブドウにフランスのエレガンスをまとっておいしい。 ルーチェはイタリアにカリフォルニアのパワーを加えたようなワインでスーパータスカンらしさが変わらずでした。

これらのワインの後のクロ・サン・ドニはやさしく胃に染み渡りました。

2015年1月7日水曜日

2014 クリスマス

2014年も健康に恵まれおいしくワインを味わうことができました。寒くて美しい季節にぴったりの2008リエ・ジュエ ベルエポック ロゼはオニオンスキン色で黄色い花、キンカンの香りにはちみつやミネラルが混じり、その泡の圧力と一体になって力強く、そしてエレガントに素晴らしいシャンパーニュでした。

ラテュールが始めてヴォーヌロマネで作った2006 ドメーヌ・ド・ユージニのエシュゾーは赤いベリーやフルーツが複雑に混じり合い、なめらかなタンニンとしっかりした酸で全体的に気品ある高級ブルゴーニュのたたずまい。ブルゴーニュの最高級レベルは、やはり他の追従をゆるさないノーブルさがある。

次にシャトー・マルゴーを味わいましたが、これに関してはブラインドでは、なかなか当てられないと思いました。もしかしたら似たような感じのものを想像してしまったからですが。他には面白ワインをグラスで楽しみました。ちょっと飲みすぎです。


 東京タワーにはハートマークが出ていて、都会らしい雰囲気満載で楽しい夜でした。