2009年11月7日土曜日

世界のトップワイン集合


ボルドー、ブルゴーニュを除く世界のワインがアメリカ人友人誕生会のために開かれた、参加者もメキシコ人、韓国人、イタリア人、アメリカ人に我々日本人が加わる12名の大きめのワイン会で楽しいひとときを過ごしました。なにしろ、めずらしいワインが集合して堪能した。ビルカールサルモンのル・クロ・サンイレールはデカンタージュが必要なほどの強靭な骨格を持つボディながら、フレッシュな酸がまじわうクリュグのような威厳を持つシャンパン。白は日本からはきいろ香とギガルの2001コートロティ ラ・ドリアンヌはぬるぬるとした花の芳香があふれる。そしてアメリカ大陸最古のワイナリーであるメキシコのカーサ・マデロのシャルドネ カーサグランデ 2007 メキシコ北西部のコアリア地区の珍品。

赤ワインは1970 ヴェガシシリア ウニコ。ほぼ40年を経ているのにフルーツの力やバランスの良い熟成感は言うことなしの秀逸。1983 ギガルコートロティ ラ・ランドンヌはシラーのもつ土っぽさや鉄分が感じられる。1993のガイヤ ソリ・サンロレンゾは新スタイルのバルバレスコ。色合いはかなり薄めのチェリー色でイタリアらしい酸が長く続くがフルーツ味がすでに失われていてやや残念。1991 ハイッツ マーサズヴィニヤードはソノマに家を買った年に記念に買ったワインで少し長く置きすぎたかと不安であったが、それを全く覆す素晴らしいバランスで記述どおりの軽いミントの香りをもつミディアムタイプのエレガントなワインに成長していた。お店から我が家のセラーで全く動かすことがなく長い眠りについていたことがワインをうまく成熟させる「保存の大切さ」を実感。1986のペンフォールズ グランジエルミタージュはパーカーが100点をつけたことをまさに証明したワインで、最高の状態ですべてに文句なし。コルクがやや弱っていたことを除けば色合い、香りや味わいの深さ、余韻の長さとエレガントさで突出。 ほかには、イタリアから本日のゲストがランブルスコとポルトガルからのデザートワインはこれまた1世紀を祝って作られたトリロジア。1900年代の最高ヴィンテジの1900,1934,1965をブレンドした貴重なワイン。人間の平均寿命をはるかに超える1世紀にわたってつくられたワインを飲めるなんてなんと幸せ・・

0 件のコメント: