2015年7月4日土曜日

マグナムのおいしさ

2005ドンペリは複雑で硬質なそれらしさと、このヴィンテジの統一感のあるエレガンスがあって美味。コント・ド・シャンパーニュはブランドブランのやさしい優雅さがコントラスト。
タルボの白はボルドー白にしてはキリリの印象。コルトンシャルルマーニュは樽の細やかな甘さがシャルドネを抱えていて、さすが。ムルソーはコルトンシャルルマーニュに比べると樽がしっかりと主張していてムルソーらしい。イエルマンのピノグリージョはほのかな苦味と酸味が秀逸。


2011 ティニャネロ、2010 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ガヤ、2010 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ  アンティノリはそれぞれがマグナムボトルで、同じものがマグナムに入っているだけで、こんなに深みが違うんだと驚嘆するほど。熟成がゆるやかであることと、量の多さがワインそのものの良さを十分に伝える。ガヤとアンティノリといったイタリアを代表する作り手であることはいうまでもないが、ブルネッロはキャンティと明らかに一線を画すサンジョベーゼ・グロッソの力強さ、複雑さ、フルーツの複雑な深さが感じられた。

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